看護師の年収は、統計の月給と賞与からどう計算する?
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(令和7年)で、看護師(一般労働者)の値を見ます。月の額を12倍して賞与を足すと、年収は約525万円です(編集部計算)。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 6月の「きまって支給する現金給与額」 | 365.9千円 |
| 前年1年間の「年間賞与その他特別給与額」 | 856.4千円 |
| 年収の換算(月の額×12+賞与、編集部計算) | 5,247,200円 |
| 平均年齢 | 42.1歳 |
| 6月の超過実労働時間数(残業などの時間) | 6時間 |
表の出典厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040421116&fileKind=4(取得日 2026-09-27)令和7年 職種第1表 ↗
「きまって支給する現金給与額」には、次の手当(まとめて超過労働給与額)が含まれます。
- 時間外勤務手当
- 深夜勤務手当
- 休日出勤手当
- 宿日直手当
- 交替手当
これらを差し引いたものが「所定内給与額」で、令和7年の看護師は333.2千円でした。夜勤で支給される手当の一部は、超過労働給与額の側に入ります。
どちらも、所得税や社会保険料を差し引く前の額です。主な用語の定義 ↗
月の額は調査した年の6月分、賞与は前の年の1年分で、期間がずれています。年収の換算は、実際に1年間に受け取った額や手取りを示すものではありません。
看護師の年収を3年分並べる(令和5〜7年)
| 調査年 | 看護師の年収の換算 | 看護師の平均年齢 | 准看護師の年収の換算 | 准看護師の平均年齢 |
|---|---|---|---|---|
| 令和5年(2023年) | 5,081,700円 | 41.9歳 | 4,071,100円 | 51.2歳 |
| 令和6年(2024年) | 5,197,000円 | 41.2歳 | 4,171,700円 | 51.5歳 |
| 令和7年(2025年) | 5,247,200円 | 42.1歳 | 4,275,200円 | 51.8歳 |
表の出典厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040163741&fileKind=4(取得日 2026-09-28)厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040247854&fileKind=4(取得日 2026-09-28)厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040421116&fileKind=4(取得日 2026-09-27)令和5年 職種第1表 ↗令和6年 職種第1表 ↗令和7年 職種第1表 ↗
3年分の同じ表を並べると、看護師・准看護師ともに換算した年収は年ごとに高くなっています。ただし、調査する事業所と労働者は毎年選び直され、平均年齢も年によって違います。この差を、同じ人の昇給の幅として読むことはできません。
看護師の年収は年齢でどう変わる?(令和7年)
| 年齢 | 年収の換算 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 4,401,400円 |
| 25〜29歳 | 5,014,900円 |
| 30〜34歳 | 4,905,200円 |
| 35〜39歳 | 5,188,600円 |
| 40〜44歳 | 5,483,800円 |
| 45〜49歳 | 5,611,800円 |
| 50〜54歳 | 5,777,000円 |
| 55〜59歳 | 5,735,300円 |
| 60〜64歳 | 5,028,700円 |
表の出典厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査(年齢階級別)」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040421120&fileKind=4(取得日 2026-09-28)令和7年 職種第5表 ↗
同じ年に、年齢の違う人を並べた結果です。一人の看護師が年齢を重ねたときの年収の変化を追ったものではありません。20〜24歳は、前の年の賞与の期間に働いていなかった人を含むため、賞与が少なく出やすい点にも注意してください。
看護師の年収を、自分の明細で同じ式にそろえる票
| 項目 | 書き方 | 記入欄 |
|---|---|---|
| ① 月の総支給額 | 6月などの給与明細の総支給額(税・社会保険料を引く前。残業・夜勤・休日出勤の手当を含む) | 円 |
| ② ①を12倍 | 統計と同じく、1か月分を12倍する | 円 |
| ③ 1年間の賞与 | 前の年の1年間に受け取った賞与の合計(税などを引く前) | 円 |
| ④ 年収の換算 | ②+③ | 円 |
| ⑤ 比べる統計の行 | 自分に近い年齢・勤め先の規模の行(この記事の年齢別・規模別の表) | 行と金額 |
| ⑥ 違いの理由 | 夜勤の回数、残業、賞与の月数、勤続年数など、明細で分かる違い | メモ |
照合票・質問例は編集部が作成したものです。職場の実態を示す統計や、条件がかなうことの保証ではありません。未確認の欄をゼロや「なし」で埋めず、回答者・確認日・書面名を残してください。
源泉徴収票の「支払金額」は1月〜12月に実際に受け取った額で、この票の換算とは期間の取り方が違います。比べるときは、どちらの数字かを書き分けておきましょう。夜勤をやめた場合の年収の試算は夜勤なしの年収の記事で紹介しています。
書き出した条件で求人を比べるときは、ハローワークやナースセンターで自分で探せます。転職エージェントに、条件の確認や交渉を頼む方法もあります。相談先ごとの違いは転職エージェントの比較で整理しています。
自分の条件を書き込むときに
この照合票を保存する(表計算用TSV) ↓表計算ソフトで開き、確認結果・未確認の点・回答者と確認日を記入できます。空欄は未確認のまま残してください。患者情報は記入しないでください。
看護師の年収を勤め先の規模で比べる(令和7年)
| 企業規模(常用労働者数) | 年収の換算 |
|---|---|
| 1,000人以上 | 5,698,700円 |
| 100〜999人 | 5,062,800円 |
| 10〜99人 | 4,698,200円 |
表の出典厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040421116&fileKind=4(取得日 2026-09-27)厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況:主な用語の定義」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2025/yougo.html(取得日 2026-09-28)令和7年 職種第1表 ↗企業規模の定義 ↗
企業規模は、病院のベッド数ではなく、勤め先の法人全体で働く常用労働者の数で分けています。規模ごとに平均年齢や勤続年数も違うため、規模だけで年収が決まるとは言えません。
看護師の年収のうち、毎月の給料とボーナスを分けて見る
看護師の給料(月給)は、所定内給与額と手当に分かれる
令和7年の看護師の月給(きまって支給する現金給与額)は365.9千円で、そのうち所定内給与額は333.2千円でした。差の部分には、時間外勤務・深夜勤務などの手当が入ります。
求人票の「月給」がどちらを指すかで、比べる相手が変わります。令和7年 職種第1表 ↗主な用語の定義 ↗
看護師のボーナス(賞与)を3年分と月数で見る
| 調査年 | 年間賞与など | 所定内給与額の何か月分 |
|---|---|---|
| 令和5年(2023年) | 856.5千円 | 2.7か月分 |
| 令和6年(2024年) | 835千円 | 2.5か月分 |
| 令和7年(2025年) | 856.4千円 | 2.6か月分 |
表の出典厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040163741&fileKind=4(取得日 2026-09-28)厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040247854&fileKind=4(取得日 2026-09-28)厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」 https://www.e-stat.go.jp/stat-search/file-download?statInfId=000040421116&fileKind=4(取得日 2026-09-27)厚生労働省:令和5年賃金構造基本統計調査 ↗厚生労働省:令和6年賃金構造基本統計調査 ↗厚生労働省:令和7年賃金構造基本統計調査 ↗
賞与の額は前の年の1年間の合計で、月数は編集部が所定内給与額で割った目安です。年齢別・企業規模別の賞与と就業規則での決まり方はボーナスの記事、給与明細の控除と手取りは手取りの記事で整理しています。
勤め先の賞与が「基本給の何か月分」と決められていても、その基本給は所定内給与額と同じとは限りません。この月数と自分の支給月数は、同じ定義ではありません。
看護師の年収の平均を読むときに気をつけること
- 平均は、一部の高い人・低い人の影響を受けます。自分の年収が平均と違っても、それだけで高い・低いとは言えません。
- 対象は常用労働者10人以上の事業所で働く一般労働者で、短時間で働く人は含みません。
- 日本看護協会の調査など、別の調査の年収は、対象や聞き方が違うため、この記事の数字と混ぜて比べません。
- ここでの数字は税・社会保険料を引く前の額です。手取りは、住む地域や扶養の状況などで変わります。
一般労働者の定義 ↗厚生労働省:令和7年賃金構造基本統計調査 ↗
訪問看護ステーションやクリニックに絞った年収は、別の調査の原表から確かめています。訪問看護の給料の記事とクリニックの給料の記事を見てください。
出典とファクトチェック
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- MHLW-WAGE-2025
- 表・項目
- 職種第1表・男女計、男、女シート31行H/I/J(看護師)、同シート32行(准看護師)、企業規模別の列(L〜AH)
- 対象
- 全国、一般労働者、産業計、男女計、企業規模計10人以上、看護師(准看護師と別)
- 対象時点・期間
- 月額2025年6月、年間賞与等は原則2024年1〜12月
- 公表日
- 2026-03-24
- 取得日
- 2026-09-27
- 確認版
- 2025年
- 読み方・制約
- 異なる対象期間の月給・賞与を用いる編集部年換算であり、2025年実測年収・手取り・個人の提示額ではない。概況民営事業所集計と職種原表の範囲を混同しない。
- 厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- MHLW-WAGE-2024
- 表・項目
- (職種)第1表 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)男女計シート 30行(看護師)・31行(准看護師)
- 対象
- 全国、一般労働者、産業計、男女計、企業規模計10人以上
- 対象時点・期間
- 月額2024年6月、年間賞与等は原則2023年1〜12月
- 公表日
- 2025-03-17
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 2024年(新しい年は MHLW-WAGE-2025)
- 読み方・制約
- きまって支給する現金給与額は6月分(超過労働給与額=残業代などを含む)、年間賞与その他特別給与額は前年1年間。年収の換算(きまって支給×12+年間賞与)は編集部計算で、実際の年収・手取り・個人の提示額ではない。年ごとに調査の対象(標本)が違い、年齢などの構成も変わるため、差を昇給とみなさない。 2026-09-28確認:2026-03-24の正誤表は在留資格区分別統計表のX表章基準の訂正。掲載している職種別表1の看護師セルの差替え理由とはしない。
- 厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- MHLW-WAGE-2023
- 表・項目
- (職種)第1表 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)男女計シート 30行(看護師)・31行(准看護師)
- 対象
- 全国、一般労働者、産業計、男女計、企業規模計10人以上
- 対象時点・期間
- 月額2023年6月、年間賞与等は原則2022年1〜12月
- 公表日
- 2024-03-27
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 2023年(新しい年は MHLW-WAGE-2025)
- 読み方・制約
- きまって支給する現金給与額は6月分(超過労働給与額=残業代などを含む)、年間賞与その他特別給与額は前年1年間。年収の換算(きまって支給×12+年間賞与)は編集部計算で、実際の年収・手取り・個人の提示額ではない。年ごとに調査の対象(標本)が違い、年齢などの構成も変わるため、差を昇給とみなさない。
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査(年齢階級別)」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- MHLW-WAGE-2025-AGE
- 表・項目
- (職種)第5表 職種(小分類)、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)男女計シート 272〜284行(看護師)、285〜297行(准看護師)
- 対象
- 全国、一般労働者、産業計、男女計、企業規模計10人以上、看護師
- 対象時点・期間
- 月額2025年6月、年間賞与等は原則2024年1〜12月
- 公表日
- 2026-03-24
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 2025年
- 読み方・制約
- きまって支給する現金給与額は6月分(超過労働給与額=残業代などを含む)、年間賞与その他特別給与額は前年1年間。年収の換算(きまって支給×12+年間賞与)は編集部計算で、実際の年収・手取り・個人の提示額ではない。年ごとに調査の対象(標本)が違い、年齢などの構成も変わるため、差を昇給とみなさない。 年齢階級ごとの労働者数が少ない階級(65歳以上)は記事で使わない。
- 厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査 結果の概況:主な用語の定義」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- MHLW-WAGE-YOUGO-2025
- 表・項目
- 「所定内給与額」「企業規模」「一般労働者」「年齢」「勤続年数」の定義、「短時間労働者」「1時間当たり所定内給与額」の定義、「雇用形態」(正社員・正職員の定義)
- 対象
- 同調査の用語
- 対象時点・期間
- 令和7年調査の概況
- 公表日
- 公式に記載なし(取得日とは別)
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 令和7年
- 読み方・制約
- ページに版日付の表示なし。取得日で代用しない。
変更記録:2026-09-28 初稿作成(第3回)。数値は賃金構造基本統計調査の Excel の原表(令和5・6・7年)のセルと照合し、年収の換算は編集部計算。確認票は編集部作成。2026-09-28 夕方、ボーナスと手取りの記事へのリンクを追加(第4回)。2026-09-29、本文を読みやすく整理(長い段落を分け、数字を表に、確認票を記事の中ほどへ。数字・出典の変更なし)。2026-09-29、確認票の節の最後に比較の記事への案内を追加。2026-09-29、題名と冒頭(答え・この記事で分かること)を整理。数字・出典の変更なし。2026-09-30、監査に対応:F09 題名の年を【2025年調査】に直した。
