看護師が公務員になるのは、雇用主がどこの場合か
| 雇用主 | 公務員か | 根拠 |
|---|---|---|
| 都道府県・市町村(直接運営する病院・保健所・保健センターなど) | 地方公務員 | 地方公務員法 |
| 特定地方独立行政法人(定款で定めた法人) | 地方公務員 | 地方独立行政法人法 第47条 |
| 特定でない地方独立行政法人 | 公務員ではない | 同法 第2条第2項・第47条 |
| 独立行政法人のうち行政執行法人 | 国家公務員 | 独立行政法人通則法 第51条 |
| 行政執行法人でない独立行政法人 | 公務員ではない | 同法 第51条 |
表の出典e-Gov 法令検索(所管府省の法令)「地方独立行政法人法」 https://laws.e-gov.go.jp/law/415AC0000000118(取得日 2026-09-28)e-Gov 法令検索(所管府省の法令)「独立行政法人通則法」 https://laws.e-gov.go.jp/law/411AC0000000103(取得日 2026-09-28)地方独立行政法人法 第2条第2項・第47条 ↗独立行政法人通則法 第51条 ↗
「県立」「市立」「国立」と名前についていても、運営が独立行政法人に移っていて、職員が公務員でない病院もあります。求人票の「雇用しようとする者の氏名又は名称」(法人の名前)を確かめ、その法人の定款や募集要項で身分を確かめましょう。求人票の読み方は求人の探し方の記事で整理しています。
看護師の公務員の採用は、試験か選考
人事委員会を置く地方公共団体では、地方公務員の採用は競争試験が原則です。人事委員会規則で定める場合は、選考によることもできます。選考は、競争試験以外の能力の実証に基づく試験です。
人事委員会を置かない地方公共団体では、競争試験または選考です。地方公務員法 第17条の2 ↗
看護師の採用が試験か選考か、募集の時期や年齢の条件などは、自治体や病院ごとの募集要項で決まります。応募する自治体の募集要項を確かめましょう。
看護師の公務員の求人で確かめる票
| 確かめる項目 | 募集要項・求人票に書かれていること | 分からない点・確認した日と相手 |
|---|---|---|
| 雇用主(自治体・特定地方独立行政法人・そのほか) | ||
| 任用の種類(正規・会計年度任用など) | ||
| 採用の方法(試験・選考)と時期 | ||
| 給料表・初任の級と号、経験の加算 | ||
| 手当(夜勤・通勤・住居など) | ||
| 兼業の許可の手続き |
照合票・質問例は編集部が作成したものです。職場の実態を示す統計や、条件がかなうことの保証ではありません。未確認の欄をゼロや「なし」で埋めず、回答者・確認日・書面名を残してください。
書き出した条件で求人を比べるときは、ハローワークやナースセンターで自分で探せます。転職エージェントに、条件の確認や交渉を頼む方法もあります。相談先ごとの違いは転職エージェントの比較で整理しています。
自分の条件を書き込むときに
この照合票を保存する(表計算用TSV) ↓表計算ソフトで開き、確認結果・未確認の点・回答者と確認日を記入できます。空欄は未確認のまま残してください。患者情報は記入しないでください。
看護師の公務員の給料は、条例で決まる
地方公務員の給与は、職務と責任に応じ、生計費や国・ほかの地方公共団体の職員、民間の給与などを考慮して定めます。給与・勤務時間などの勤務条件は、条例で定めます。地方公務員法 第24条 ↗
公務員の看護師の給料は、自治体の給与条例と、看護師に使われる給料表の級・号で決まります。求人では、初任の格付け(級・号)、前の職場の経験がどう加算されるか、夜勤などの手当を確かめましょう。
総務省の地方公務員給与実態調査にも、看護・保健職の給与の表があります。この記事では、その数値は扱っていません。
看護師の公務員の兼業・副業の制限
地方公務員は、任命権者の許可を受けなければ、報酬を得てほかの事業や事務に従事することができません。ただし、非常勤の職員(短時間勤務の職員とフルタイムの会計年度任用職員を除く)は対象外です。国家公務員も、報酬を得てほかの事業に従事するには許可が必要です。地方公務員法 第38条 ↗国家公務員法 第103条・第104条 ↗
副業の考え方は副業の記事で整理しています。
出典とファクトチェック
- e-Gov 法令検索(所管府省の法令)「地方公務員法」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- EGOV-CHIKOU-LAW
- 表・項目
- 第17条の2(採用の方法)、第24条(給与、勤務時間その他の勤務条件の根本基準)、第38条(営利企業への従事等の制限)
- 対象
- 法令の適用対象
- 対象時点・期間
- 2026-09-28 時点の現行条文(e-Gov 法令API で取得)
- 公表日
- 1950-12-13
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 昭和25年法律第261号(公布日は制定時。条文は取得時点の現行版)
- 読み方・制約
- 条文の読み方を示すもので、個別の事情に当てはまるかを判定しない。公布日は制定時で、条文は取得時点の現行版。
- e-Gov 法令検索(所管府省の法令)「地方独立行政法人法」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- EGOV-CHIDOKU-LAW
- 表・項目
- 第2条(定義)、第47条(役員及び職員の身分)
- 対象
- 法令の適用対象
- 対象時点・期間
- 2026-09-28 時点の現行条文(e-Gov 法令API で取得)
- 公表日
- 2003-07-16
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 平成15年法律第118号(公布日は制定時。条文は取得時点の現行版)
- 読み方・制約
- 条文の読み方を示すもので、個別の事情に当てはまるかを判定しない。公布日は制定時で、条文は取得時点の現行版。
- e-Gov 法令検索(所管府省の法令)「独立行政法人通則法」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- EGOV-TSUSOKU-LAW
- 表・項目
- 第51条(役員及び職員の身分)
- 対象
- 法令の適用対象
- 対象時点・期間
- 2026-09-28 時点の現行条文(e-Gov 法令API で取得)
- 公表日
- 1999-07-16
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 平成11年法律第103号(公布日は制定時。条文は取得時点の現行版)
- 読み方・制約
- 条文の読み方を示すもので、個別の事情に当てはまるかを判定しない。公布日は制定時で、条文は取得時点の現行版。
- e-Gov 法令検索(所管府省の法令)「国家公務員法」 ↗
資料の対象・日付を確認
- 台帳ID
- EGOV-KOKKO-LAW
- 表・項目
- 第103条(私企業からの隔離)、第104条(他の事業又は事務の関与制限)
- 対象
- 法令の適用対象
- 対象時点・期間
- 2026-09-28 時点の現行条文(e-Gov 法令API で取得)
- 公表日
- 1947-10-21
- 取得日
- 2026-09-28
- 確認版
- 昭和22年法律第120号(公布日は制定時。条文は取得時点の現行版)
- 読み方・制約
- 条文の読み方を示すもので、個別の事情に当てはまるかを判定しない。公布日は制定時で、条文は取得時点の現行版。
変更記録:2026-09-28 初稿作成(第4回)。公務員かどうか、採用・給与・兼業の決まりは、地方公務員法・地方独立行政法人法・独立行政法人通則法・国家公務員法の条文で確認。給与の統計(地方公務員給与実態調査)は取得したが、表の読み取りを確かめられなかったため数値は載せていません。確認票は編集部作成。2026-09-29、確認票の節の最後に比較の記事への案内を追加。2026-09-29、題名と冒頭(答え・この記事で分かること)を整理し、本文を読みやすくした(長い段落と文を分け、数字の一部を表に、確認票を記事の中ほどへ)。数字・出典の変更なし。2026-09-30、監査に対応:F15 読者に不要な作業のメモを削除。
